【勉強会レポート】床材別メンテナンスの基礎と現場で役立つCXS製品紹介

 

日時2026年2月18日(水)13:30〜15:00
場所Zoomを利用したオンライン
講師シーバイエス株式会社 新部様

勉強会レポート:床材別メンテナンスの基礎

今回は、シーバイエス株式会社の新部様にご協力いただき、ZOOMを活用したオンライン勉強会を開催しました。

勉強会ではまず、清掃作業の基礎となる「清掃の基本手順」について学びました。清掃は“いきなり始める”のではなく、どこを・どんな目的で・どの順序で作業するかを事前にシミュレーションすることが重要であると改めて理解できました。また、「きれいな箇所から汚れた箇所へ」「上から下へ」「奥から手前へ」「一方向拭き」「クロス・モップは早めに交換」といった基本原則を守ることで、汚れの拡散を防ぎ、作業品質を安定させられることを学びました。

次に、モップ・洗剤・ポリッシャーなどの機材の正しい扱い方について、実践的なポイントをご説明いただきました。特に、洗剤の希釈倍率の遵守、モップの正しい構え方、ポリッシャーの基本姿勢、洗浄後の速やかな水拭きなど、日常作業でも見落としがちな重要ポイントを再確認することができました。

後半では、近年増えている ノーワックス床材(UVコーティング床) や セラミックタイル の特徴とメンテナンス方法について学びました。「ノーワックス=ノーメンテナンス」ではなく、光沢低下や汚れの蓄積が起きた場合は適切な洗浄やワックス塗布が必要であること、またセラミックタイルは表面の微細な凹凸に汚れが入り込みやすいため、専用洗剤や適切な道具選びが欠かせないことを理解しました。

床材の特性を正しく理解し、現場に応じたメンテナンスを行うことは、美観維持・作業効率化・人件費削減・環境負荷の低減につながります。今回の勉強会を通じて、清掃品質向上に必要な基礎知識から最新の床材対応まで幅広く学ぶことができ、日々の業務改善に直結する大変有意義な時間となりました。

床材メンテナンスに役立つCXS製品

今回の勉強会では、床材の特性を理解したうえで「どのような薬剤やコーティングを選ぶべきか」という実務的な視点についても詳しく解説いただきました。ここでは、講師の新部様が実際に言及されたCXS製品の中から、現場で特に役立つ3つのアイテムをピックアップし、それぞれの特長と活用シーンをまとめています。床材別メンテナンスの理解を深めるうえで、ぜひ参考にしてください。

化学床用ワックス下地剤【スタンダードベース】

化学床材全般に優れた密着性を発揮する下地剤です。特に、密着が難しいホモジニアスタイルの初期施工など、ワックスが乗りにくい床材に対して確実な下地をつくることができ、仕上剤の性能を最大限に引き出します。ノーワックス床材のように「ワックスが密着しづらい」「光沢が戻らない」といった現場でも、安定した密着性を確保できるため、ワックス管理の不安を大きく減らせる製品です。

下地剤としての性能だけでなく、メンテナンス性の高さも魅力です。はく離剤の種類や濃度を調整することで、仕上剤だけをはく離することも可能なため、床材を傷めずに美観をリセットできます。剥離作業の負担を減らしたい現場や、床材へのダメージを最小限に抑えたい施設にとって、扱いやすさと安全性を両立した下地剤といえます。

環境配慮型のバッグインボックスを採用している点も特徴です。古紙を75%以上使用したダンボールと、ダイオキシンが発生しにくいポリエチレン素材を組み合わせた容器は、簡単に解体でき、廃棄時の容積を大幅に削減できます。リサイクルしやすく、処理コストの軽減にもつながるため、環境負荷を抑えたい企業や施設にも適した仕様です。

ノーワックス床材の光沢低下や汚れの固着に悩む現場では、しっかり洗浄したうえでスタンダードベースを1層入れることで、密着不良をほぼ防げることが勉強会でも紹介されました。ビルメンテナンス、商業施設、ホテル・宿泊施設など、幅広い業態で導入しやすい下地剤として、安定した仕上がりと長期的な美観維持に貢献します。

床用ウレタン系フロアシール剤【サスティナ ソリッドシール】

コーティングのコスト低減と樹脂ワックスの扱いやすさを両立した“第三の床維持剤”として開発されたウレタン系フロアシール剤です。主剤と添加剤を組み合わせて使用することで、ウレタン特有の高耐久性と、ワックスのような扱いやすさを同時に実現します。アルコールや殺菌剤、油汚れなど、従来の樹脂ワックスでは劣化しやすい環境でも安定した性能を発揮し、長期間にわたり清潔感のある床を維持できる点が大きな特徴です。

特に効果を発揮するのは、殺菌剤の使用が多い病院・介護施設・保育園、油汚れが付着しやすい飲食店や惣菜売場、尿汚れが気になるトイレ周り、そして剥離作業を避けたい現場など。アルコールによる白化、殺菌剤による着色、動線の抱き込み汚れ、油によるべたつき黒ずみといった“諦めがちな床トラブル”に対して、ソリッドシールは強力な保護膜を形成し、液体によるダメージから床を守ります。

ウレタン系ならではの耐薬剤性により、除菌剤を頻繁に使用する現場でも塗膜が劣化しにくく、衛生的な状態を長く維持できます。また、油で軟化しないためべたつきが発生しにくく、汚水の浸透も防ぐため、飲食店の厨房周りや惣菜売場のような油汚れが多い環境でも安定した美観を保てます。さらに、樹脂ワックスを上回る耐摩耗性と黄変しにくい特性により、長期間にわたり清潔感のある床を維持できる点も魅力です。

柔軟性が高く、傷が入りにくい・バフで光沢が戻りやすいという特性もあり、日常管理のしやすさにも優れています。光沢を抑えた「ローグロス」タイプもラインナップされており、ロボット清掃の走行跡が目立ちにくい仕上がりを実現。ホテルや医療施設など、落ち着いた質感が求められる現場にも適しています。

剥離作業を減らしたい現場、薬剤に強い床を作りたい現場、油汚れに悩む現場など、幅広い業態で導入しやすい高性能フロアシール剤です。

 

セラミックタイル用 強力洗浄剤【PORUS 14】

セラミックタイルのような“ポーラス(細孔)構造”を持つ床材に蓄積した油汚れを、内部からしっかりリセットするために開発された強力洗浄剤です。アルカリ成分と溶剤を高配合した処方により、表面だけでなく細孔の奥に入り込んだ油汚れまで素早く分解し、通常の中性洗剤では落としきれない頑固な汚れに確実にアプローチします。

セラミックタイルは耐久性が高い一方で、微細な凹凸に油や汚れが入り込みやすく、時間が経つほど黒ずみや歩行ラインが目立ちやすくなります。PORUS 14 は、アルカリ成分とアルコール系溶剤、界面活性剤の相乗効果によって、この“入り込んだ汚れ”を効率よく浮かせて除去。油膜・土砂汚れ・厨房周りの蓄積汚れなど、通常の洗剤では太刀打ちできない汚れにも高い効果を発揮します。

泡切れが良い点も大きな特徴で、洗浄後のすすぎ作業がスムーズに行えるため、作業時間の短縮にもつながります。通常の汚れには30〜50倍希釈、頑固な汚れには10〜30倍希釈と、汚れのレベルに応じて使い分けられる柔軟性も魅力です。ビルメンテナンス、商業施設、ホテル・宿泊施設など、セラミックタイルを採用している多くの現場で活躍します。

セラミックタイルの黒ずみや油汚れに悩む現場では、PORUS 14 を使うことで“本来の明るさ”を取り戻しやすくなり、日常清掃の負担軽減にもつながります。細孔に入り込んだ汚れを根本から取り除くことで、美観維持と作業効率の両立を実現する、プロ向けの高性能クリーナーです。

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